フォーシーズンホテル　ノース志賀

信州歴史秘話

歴史の表舞台に現れないさまざまな北信州の秘話をここで紹介いたします…

第1回

長野市権堂には時代を感じさせられる数々の寺社や旧跡のほかに、映画館・文芸座などの施設が多く集まっている。また、権堂アーケード（商店街）は長野有数の繁華街であり長野駅から徒歩10分程度で行くことができる。
長野市西町にある西方寺はもともと往生院の地にあったといい、一時善光寺本尊を移した仮本堂であったため、権堂と称するようになったという説がある。また、往生院は山号を蓮池山といい、きわめて古い地で、権堂の起こりの場所といわれている。
「長野市権堂町誌」より

第2回

北信濃から米沢へ移った信濃武士
戦国時代末期までは、北信濃は上杉氏の支配下にあり、現在の山ノ内町高社山山麓の領主は、夜交（よまぜ）（江戸時代以降は夜間瀬（よませ））城を本拠とする夜交氏であった。しかし、秀吉による国替えの命に従わざるをえなかった上杉氏とともに、彼ら家臣たちも先祖伝来の地を離れ、会津、さらに米沢へと移り住んでいくことになった。